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これって病気?髪の毛に白い点【結節性裂毛症】竹状毛/重積性裂毛症

髪の毛に白い点のようなものがあるのを見たことはありませんか?

引っ張ると簡単にその白い部分で切れます。

これは何かの病気でしょうか?

その原因と対処法をご紹介します。

 

目次

結節性裂毛症(けっせつせいれつもうしょう)とは?


出典:誰もが知りたい毛髪のひみつ

 

髪がまるで竹のように見えることから、竹状毛(ちくじょうもう)<別名:重積性裂毛症(じゅうせきせいれつもうしょう)>と呼ぶ毛髪奇形の一種です。


出典:誰もが知りたい毛髪のひみつ

 

顕微鏡でその白い点の部分を見てみると、まるでほうきの先を合わせたように見えます。

これは、毛髪内部の繊維がむき出しになっているため、この部分から簡単に切れやすくなっています。

 

原因は?

●乾燥のしすぎ

●パーマをかける時にロッドを巻く際強く負荷がかかり過ぎてしまった

などの外的要因の他

●ネザートン症候群

甲状腺機能低下症

などの内的要因があります。

特に長い髪の女性は、髪のダメージも大きくなりやすく、繰り返し行うパーマやヘアカラー、ヘアアイロンなどでの負荷により、このような症状になりやすいです。

ネザートン症候群の場合、遺伝子の突然変異によってなります。

そのため子供の時からこのような症状が出やすくなりますが、生まれつきであっても2歳まで症状が現れないことがあります。

病院でDNA検査や皮膚生検を行って調べることが出来ます。

 

対処法は?

●髪の水分を保つように心がけましょう。

私自身も思春期の頃、竹状毛になったことがありますが白い点が気になり、またその白い部分から簡単に切れるため、引きちぎっていました。

髪を長くしていると枝毛やそのような傷んでいるように見える部分は気になるため、身近にハサミがない場合引きちぎってしまうのは私だけではないと思います。

ですが、たとえ引きちぎっても結局その部分はほうきの先のようになっているため、枝毛にもなりやすく、髪のダメージが直るわけではありません。

もし見つけた場合は、引きちぎるのではなく、白くなっている部分んのすぐ上あたりをハサミでカットするといいでしょう

 

●縮毛矯正やパーマ、ヘアカラーなどは控えましょう。

縮毛矯正やパーマの時に使う薬剤により、髪のダメージが大きくなることの他、脱毛症にまで発展する恐れがあるのです。

 

●内的要因が原因の場合、遺伝子突然変異によるものであるため、得に竹状毛に対する対処法はありません。

年齢や病気の改善と共に竹状毛も改善する場合があります。

外的要因、内的要因に関わらず、髪の保湿に心がけ、ダメージの原因となるパーマ剤などの化学薬品の使用は控えるようにしましょう。

 

髪の水分を保つには?

●正しいシャンプー方法

シャンプーの頻度はどのくらいですか?

2日置きや3日置き、またヘアカラーの持ちをよくするために1週間髪を洗わないなんていう人もいます。

逆にお仕事の関係や汗や臭いを気にして1日2回、3回髪を洗う人もいます。

ベストは1日1回のシャンプーがいいでしょう。

シャンプーのしなさすぎは皮脂や汚れ、雑菌などをため込んでしまうため、毛穴を塞いでしまったり頭皮トラブルの原因になります。

またシャンプーのし過ぎも髪の水分に必要な皮脂を取り過ぎてしまうため、適度な頻度で行うのが最適です。

またシャンプー前に予洗いとしてぬるめのお湯で十分髪を流した後で、シャンプーをしましょう。

1回のシャンプーでは2度洗いがベストです。

1度目のシャンプーでは全体の汚れを取るように軽めに洗い、2度目は頭皮をよくマッサージするように洗います。

髪の生え際や首筋など流し残しをしやすいので、まんべんなく流しましょう。

トリートメントやコンディショナーは頭皮にはつけないように毛先中心につけ、しばらく放置後よく流してください。

 

●髪に優しいシャンプー剤を使う

アミノ酸系シャンプーを使用するといいでしょう。

ラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Naなどが記載されているシャンプーは洗浄力が強すぎるため頭皮や髪への刺激が強すぎるため、あまりおススメできません。

髪の水分を保つためには髪に優しいシャンプーを使用することをおススメします。

 

●シャンプー時のお湯の温度は温めがベスト

38度程度の少し温めのお湯で洗うことをおススメします。

温度が高すぎると髪へのダメージが大きくなり乾燥しやすくなります。

●しっかりドライヤーで乾かす

自然乾燥だと髪の水分が余計奪われやすくなります。

乾いていると思っても、根元は半乾きだったり…。

そのまま寝てしまうと乾ききる間に髪が枕などで擦れ、摩擦により髪のダメージへとつながります。

髪は乾くまでの間が非常にダメージを受けやすいため、しっかり乾かしてから寝るように心がけましょう。

 

●カラーやパーマの頻度を減らしましょう。

ヘアカラーのし過ぎやパーマや縮毛矯正のし過ぎは髪のダメージに繋がります。

また毎日ヘアアイロンでセットされている方なども、毎日ではなく数日に1度程度に回数を減らし、あとは結んでいる日を増やすなど対策をしましょう。

特に熱やパーマ剤、カラー剤などの薬品により髪は乾燥しやすくなります。

 

 

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感想(1218件)

●洗い流さないトリートメントなどの使用

髪を洗った後やヘアセット前には洗い流さないトリートメントやブロー用のローションなどをつけるようにしましょう。

洗い流さないトリートメントには髪を熱から守ってくれる効果があります。

●食生活の改善

髪への栄養は普段の食事で決まります。

髪はタンパク質で出来ているため、良質なタンパク質の摂取がおススメです。

栄養の偏りに注意しバランスのよい食生活を心がけましょう。

 

髪の水分量は通常乾いた状態で10%前後。

梅雨時期など湿度の高い時期で15%前後。

冬の乾燥時期などは10%以下にまで低下します。

ダメージのある髪は吸水しやすくなるため、湿度の高い日などは髪型が崩れやすくなったり、広がったりしやすくなります。

健康な髪作りが、水分量を保つための秘訣となります