ツーブロックのヘアスタイルって、男性なら1度はしてみたい、または、したことのある髪型の1つですよね?
しかしいざしてみたら、上(横)の髪が浮いてしまってまとまらない!!
なんていう人は非常に多いです。
その浮いてしまってまとまらない原因、そして対処法についてご紹介します。
目次
ツーブロックとは?
そもそも【ツーブロック】という髪型はご存じですか?
その名の通り、ヘアスタイルの中で2つにブロック分けされている髪型のことです。
一般的にどこが2つに分かれているかと言うと、サイド~バックにかけて周りの髪と、トップの髪を分けているスタイルになります。
最も一般的なのは、周りは刈上げて薄めにし、トップは長くして刈上げ部分にかぶさるようにするスタイルになります。
その「かぶさっているということ」あるいは「刈り上げと刈上げじゃない部分に段差が生じていること」このようなことが【ツーブロック】の定義です。
この定義で気づかれた方も多いと思いますが、実は「モヒカン」もその定義に当てはまっています。
しかしモヒカンは周りの刈り上げ部分が、サイドより上(トップ)まで激しく刈上げていると言うことで、ツーブロックとの違いがあります。
簡単に言っちゃうとツーブロックは「モヒカン」の激しさを抑えた髪型とも言えます。
ツーブロックの種類
ツーブロックと一言で言っても、様々なスタイルがあります。
周りの刈り上げの高さも人それぞれ。
こめかみ部分まで刈上げている人もいれば
生え際から数cm程度の低めの刈り上げの人もいます。
また、刈上げの厚さもハサミで厚めにカットだけされている方もいれば、バリカンで薄く取られる方もいます。
さらに、トップの長さも重めにしている人や軽めにしている人。
そしてトップの長さも刈上げが全部隠れてしまう人や隠れるどころか耳下まで長いような人もいます。
このような方は髪をかき分けた時や、片側を反対側にワックスなどを使って寝かしつけ、刈上げ部分をわざと目立つようにセットしないと、刈上げ部分は見えません。
また、まだ髪を伸ばしかけの人がツーブロックをする場合や、わざと立たせるようにセットできるようにトップを短くする場合もあります。
さらに、ツーブロックにするのはサイドのみでバックは普通に刈上げる人やバックは刈上げず長めのカットにしている人など多種多様の【ツーブロックスタイル】があります。
ツーブロックが浮いてしまうのは何故?
このようにツーブロックには様々なスタイルがありますが、実はこの中で上(横)の部分が浮いてしまうスタイルがあります。
それは
●「髪を伸ばしかけの人がツーブロックをした場合」や
●「トップを短くしている場合」
です。
この2つの場合に共通して言えるのは
【トップの横にかぶさる部分の髪が短いと言うこと】です。
この部分の髪が短いと
●「重さと長さがない」
●「刈り上げ部分の髪が上の髪を押す」
このようなことからどうしても髪が浮いてしまうという現象が起きてしまうのです。
浮かないようにするには?(カット方法)
では、浮かないようにするためにどうしたらいいのかと言うと、肝心な場所があります。
それが「耳の上」になります。
ツーブロックにして実は一番髪のかぶさる部分が短くなるのがこの部分です。
この部分のカットをどうするかで、浮く、浮かないは変わってきます。
浮かないようにするためには
●ツーブロックはサイドだけにして耳の上はかぶさらないように普通に刈上げるか上の長さと合わせたカットをする
●下の刈り上げ部分は厚めにする(下を厚めにカットすることで段差が激しくなくなるため髪が馴染み浮きにくくなります)
●上にかぶさる髪を長めにする(かぶさる部分を長くすることで重みが出るため浮きにくくなります)
●バック(耳の後ろ)は長めにする
●上にかぶさる部分をバックに行くにしたがって長くしていく
浮かないようにするには?(カット以外の方法)
●セットで浮かないようにする
髪は通常前に向かって生えている場合が多いです。
そのため後ろに向かって流したり、立ち上げようとするとすぐにぺちゃんと寝てしまうため、いくらワックスをつけても立ち上がってくれない!
なんていう状態になりませんか?
このクセを利用して、セットをする際、サイドの上の部分(浮いてしまう部分)は、前に向けて流すようにセットすると抑えやすくなります。
●アイロンを使用する
髪の生えグセはつむじを中心に右まわりや左まわりに流れています。
なのでサイドは右、左どちらかが前に流れやすく、逆側は後ろに向かって流れやすくなっています。
そのため、右側は浮きにくいのに、左側はどうしても浮いてしまうというような方も多いです。
このような片側だけどうしても浮いてしまったり、髪が短すぎてどうしても浮いてしまうような場合は、アイロンの熱を利用してサイドを抑えることができます。
●量を多めに梳く
トップの量がある程度多めに梳いてあることで、たとえ浮いてしまっても気にならなくなります。
●パーマをかける
トップの髪が直毛だとどうしても浮いてしまうことが強調され、気になってしまいます。
パーマをかけ、不規則なカールや流れを作ることで、浮きにくく、また目立ちにくくなります。
ツーブロックをオーダーする前に、まず自分の髪の流れや生え癖を自分で知っておくと、カットしてから「あれ?浮いちゃった!」という失敗は防ぐことができます。
また髪の量やクセの有無、骨格などによっても、ツーブロックの下の刈り上げ部分の高さや刈上げの厚みなど、ベストな長さが人それぞれ変わってきます。
カットされる際は美容師さんに
「ツーブロックにしたらサイドは浮きませんか?」と、カット後の浮く浮かないをよく聞き、どのようにセットしたら自分の髪には一番いいのかなどをよくご相談されることが、髪を浮かなくするための1番の方法と言えます。