「フケ」と一言で言っても、ジュクジュクしている湿っぽいものから、カサカサした乾燥したものまで実にさまざまなものがあります。
その中で、明らかに「パラパラした乾燥したフケ」そして「大量のフケやかさぶた」「つらいかゆみ」「脱毛」などは「頭部白癬(しらくも)」の可能性が大きいです。
頭皮一面を覆うような白くはびこる大量のフケ。
あきらかにおかしいな?と思ったら、この頭部白癬を疑ってみてください。
出典:http://usuge-woman.com/trouble/5013/
目次
頭部白癬(しらくも)の原因は?
頭皮には「常在菌」という人間の皮膚に棲みついている菌がいます。
代表的なものでは、マラセチア菌や表皮ブドウ球菌、アクネ菌など約20~30種類の皮膚常在菌と呼ばれているものがいます。
頭部白癬の原因菌である「白癬菌」もそのうちの1つです。
このような皮膚常在菌は、髪の毛のケラチンや、頭皮の角質、皮脂などを好むカビの一種で、高温多湿を好みますので、髪の毛の中は絶好の住処(すみか)なのです。
ですがこれらの常在菌がいることによって、実は頭皮のバランスは保たれています。
皮脂や角質を食べ、代わりに頭皮に潤いをもたらしてくれる役割をしてくれています。
必要以上に常在菌を除去してしまったりすると、皮脂や古くなった角質などを処理しきれず、頭皮トラブルを招く恐れがあります。
なので、必要以上に除去しないこと。
そして、必要以上に増殖もさせないこと。
この2つが大事です。
バランスを崩すことで頭皮トラブルは起こってしまうのです。
頭部白癬は、白癬菌が必要以上に増殖してしまったり、頭皮の毛穴に侵入して感染してしまうと発症します。
そして実はこの菌が足の角質内に入りこむと「水虫」になる、そう、水虫菌なんです。
この菌が体に繁殖すると「体部白癬(ぜにたむし)」に、頭皮に繁殖すると「頭部白癬(しらくも)」になります。
なので、タオルの共用やバスマットなどを介し、人から人へも感染しますが、ペットの犬などを介しても感染すると言われています。
特に家族に水虫の人がいたり、トレーニングジムなどに通われている方は注意してください。
自分の足が水虫になった場合も、その足を触った手で頭皮を触ってしまうと頭部白癬になってしまいます。
頭部白癬の改善方法
早く改善するには皮膚科に受診されることが1番です。
が、この白くパラパラしたフケは、冬場の乾燥している時期などに起こる乾性フケなどにも似ているため、見分けが付かず、フケ用のシャンプーや食生活で改善できるだろうと安易に考えている方が多く、ひどくなってから手に負えなくなり受診される方が多いようです。
あまりに症状が悪化してしまうと脱毛の恐れもあるので、早めに受診されることをおススメします。
抗真菌薬や、ひどい場合は内服薬も処方してもらいます。
感染した髪から菌が完全にいなくなるまで、2~3か月はかかると言われていますので、根気強く治しましょう。
頭部白癬の症状を改善するために自分でできることは?
①毎日の洗髪
抗真菌成分配合のシャンプーを使用するのが効果的です。
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コラージュフルフルネクストシャンプーのタイプは2種類(うるおいなめらかタイプ、すっきりさらさらタイプ)あります。
どちらも頭皮にはすっきり洗い上げますが、何が違うのかと言うと髪に対してです。
髪がうるおった方がいいのか、すっきりさらさらでいたいのかによって使い分けるといいでしょう。
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②ドライヤーでしっかり乾かす
シャンプー後の自然乾燥はいつまでも頭皮に湿度が残り、白癬菌にとっては絶好の居場所になってしまいます。よく乾かすことにより、菌の増殖も防げます。
③家族間でのタオルの共有など、使いまわしはしない
人から人へ移る感染菌ですので、家族にも感染してしまうといずれまた自分へと感染し、完治も遠のきます。まず、広めないのが鉄則です。
④現在水虫にも感染している場合は、並行して治療
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⑤ペットにも感染していないか検査する
せっかく改善してきてもペットに感染していると、また自分へと感染してしまいます。
きちんと検査をし、感染源を絶たなければ完治は難しいです。
⑥遠赤外線で軽減
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できることなら皮膚科を受診し
やむをえず水虫の薬を頭皮に塗られる人もいるようですが、髪がべたついたりその他の成分が合う合わないなど頭皮や髪への影響が考えられますのであまりおススメはできません。
白癬菌はとてもしぶとく、環境が悪くなると芽胞菌の状態で何か月も身を潜めていることができます。
皮膚の状態が良くなり「ちょっとよくなったかな?」そう思って薬の塗布をやめてしまったりすると、実はこの時を待っていて、また繁殖してしまう恐れがあります。
そのため、最低3ヶ月は薬や改善に向けての対処をやめず、根気強く使い続ける必要があります。