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【頭皮乾癬】なかなか治らない全身のかゆみや赤みの改善方法は?

目次

典型的には、赤い発疹とその上に白色の鱗屑(りんせつ。皮膚上皮の角質細胞が剥がれ落ちたもので、皮屑(ひせつ)とも呼ばれる)を伴う発疹が出現する。
病変部は周りの皮膚よりすこし盛り上がった状態へ移行し、大きな紅色局面(きょくめん。発疹によって一様な広がりをもった病変のこと)を形成する。これを俗にハム様皮疹を形容されて使われることがある。頭皮、膝、肘など外部からの刺激が強い部分に出来やすいが、眼球と口唇以外ならば全身どこにでも発疹が出現する。 

引用:Wikipedia

出典:http://kannsen.blog107.fc2.com/blog-date-200809.ht…

頭皮の赤みやフケ状の白い垢。

頭皮だけではなく、眼球と口唇以外なら全身に発疹が出現する尋常性乾癬。

なかなか治らず、悩まれている人が多いようです。

「カンセン」という名前から、他人に「感染」するのだと思われてしまいがちですが、感染はしません

 

乾癬の原因は?


残念ながら未だに解明されていないようです。

遺伝的要因も挙げられていますが、一卵性双子であっても、双方に発症する場合は、約7割ほどと言われています。

そのため、遺伝というよりは、生活環境による場合が考えられ、特に「ストレス」が大きな原因と考えられています。

その他、食生活や高脂血症などの病気も影響することが多いようです。

 

生活に支障が・・・

尋常性乾癬は、決してうつる病気ではありません。

しかし、なかなか完治せず、その皮膚の見た目から、プールや温泉、また人前に素肌を見せることがためらわれ、引きこもりになりがちです。

でもそれではダメなんです!
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乾癬治療法


乾癬の治療法には、外用薬を塗布する方法、内服薬を服用する方法に加え、光線療法などがあります。

紫外線を用いた治療ですが、人間の体には紫外線を浴びることにより、体内でビタミンDが作り出されます。

乾癬治療には、ビタミンDはなくてはならないビタミンです。

ビタミンDの生成により。皮膚の鱗屑が増えるのを抑えてくれるのです。

なので、乾癬になってしまったら、どんどん外に出て、日光浴をした方が改善への道が開けます

 

ビオチン療法


ビオチン療法という言葉を聞いたことがありますか?

女優の奈美悦子さんが患った「掌蹠膿疱症」という病気の治療法の1つです。

この病気はビオチン欠乏による代謝異常が原因だという研究結果から、ビオチンの投与による治療を行い奈美悦子さんは症状がずいぶ

ん改善されたそうです。

ビオチンとはビタミンB群に分類される水溶性のビタミンの1種で、ビタミンHとも呼ばれています。

肌や髪に深く関係していて、ビオチンは血流を改善して皮膚を強くしたり、抜け毛予防、白髪予防に役立つビタミンです。

ビオチンを摂取することで乾癬や、掌蹠膿疱症、アトピー性皮膚炎、脂漏性湿疹、小児湿疹などの他、花粉症などのアレルギー緩和や

膠原病、糖尿病などビオチンの欠乏からくる様々な症状を改善するために行われています。

喫煙、アルコール、乳製品、生卵の白身などの摂りすぎや、ストレスなどで腸内細菌叢に異常をきたした時などにビオチンは欠乏する

と言われています。

 

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ビオチン療法とは?

ビオチン療法には、ビオチンの他、ビタミンCとミヤリサン(整腸剤)を一緒に摂取するという療法です。

外用薬には弱いステロイド剤を使用します。

ビタミンCは、ビオチンの吸収率を高め、免疫力をUPさせる作用があります。

ミヤリサン(整腸剤)は、せっかくビオチンを摂取しても腸内の環境バランスが悪く悪玉菌が多くなっていると意味がありません。

ビオチンは悪玉菌のエサになってしまうからです。

なので腸内環境のバランスは非常に大事なところです。

善玉菌が多くなっていると、ビオチンの吸収率は高くなります。

そのために整腸剤を飲み、腸内環境を整えてビオチン摂取をより効率よく吸収できるようにするのです。

 

ビオチン療法を行う際の禁止事項

・タバコの喫煙は禁止…タバコはニコチンを解毒する際大量のビオチンを消費してしまいます。

卵の白身を生で食べることは禁止…卵の生の白身にはアビジンという物質が含まれていて、それとビオチンが特異的に結合してしまうとビオチン欠乏になってしまいます。

生クリームも注意…生クリームには卵の白身をホイップしたものがメレンゲに含まれている場合があるため。

その他運動やアルコール、脂っこい食事などは控えましょう。

 

ビオチンを多く含む食材と1日あたりの摂取量は?

・豚肉

・牛レバー

・卵

・大豆

・牡蠣

・玄米

・ヨーグルト

などが多く含まれています。

1日当たりの摂取量は

ビオチン  1回(5mg)×3回

ビタミンC  1回(350mg)×3回

ミヤリサン 1回(40mg)×3回

このように1日3回摂取します。

3回なので約8時間おきに飲むといいでしょう。

特に食事前や後というわけではなく、3回に分けることが重要なので、寝る時間を考えて摂取されるといいです。

なぜ1日3回に分けるかと言うと、1度に摂取するよりも、分けて摂取した方が吸収率がいいからです。

ビオチンは水溶性のビタミンなので、摂取量が多いと体外に排出してしまいます。

ですので、摂取してもなんの問題もありませんが、逆に1度に摂取していしまうとその分排出してしまい、せっかく飲んでも体内に留

めておけないということになります。

ドラッグストアなどでも手軽に購入できるので、悩まれている方はまずこのビオチン療法を試されてみるのもいいでしょう。

 

乾癬用シャンプー

1日1回、乾燥している頭皮を中心に触接塗布し、約15分後に洗い流します

なぜ乾燥している頭皮に塗布するのかと言うと、目に入ると白内障などの眼の障害になる恐れがあるためです。

塗れている頭皮や髪だと流れてくる可能性が高いため、乾燥した頭皮につけるのです。

頭皮や顔面は経皮吸収率が高いため、ステロイド剤による副作用が懸念されます。

このシャンプー様外用剤はステロイド剤などと違い、15分で洗い流すため、副作用の軽減も重宝されています。

 

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感想(5件)

悪化すると乾癬性紅皮症に

ステロイド剤を長期に渡り塗布し続けていると、一気に中断した時、リバウンドによる乾癬性紅皮症という症状が出ることがあります。

出典:http://www.geocities.jp/gurakuan_acupuncture/case0…

 

乾癬性紅皮症とは乾癬の悪化により、全身が真っ赤に炎症を起こしてしまう病気です。

ステロイド剤の急な中止は恐く、様々なリバウンドがあります。

健康な皮膚が一切なくなるほど症状が悪くなる場合があり、一度乾癬性紅皮症になってしまったら、進行する前に早めの処置が必要になってきます。

関連記事:ステロイド剤の副作用?!ステロイド皮膚炎

関連記事:【乾癬性紅皮症】乾癬の悪化で頭皮だけでなく全身に広がる赤い炎症!

なのでステロイド剤を長期続けて使用されている方は、急にやめるのではなく、塗布量の調節や塗布間隔をあけるなど、様子をみつつ

減らしていった方がいいです。

現在治療中の医師に相談しながら様子をみてください。

 

エドガー・ケイシー療法

乾癬に効果的と言われているエドガー・ケイシー療法というものがあります。

体内だけでなく、心に溜まった毒素(ネガティブな気持ちや怒り、悲しみ、トラウマなど)も体外に排出しましょうという考えです。

 


出典:https://www.caycegoods.com/caycecare

 

ケイシーの勧める基本原則

C:Circulation(循環)

  血液やリンパが滞りなく体内を循環するために、運動やオイルマッサージ、カイロなどで整骨療法をしましょう。

 

A: Assimilation(同化) 

 食物を消化する能力を高めましょう。

 毎日の食事をアルカリ性80%、酸性食品20%とし、毎日水を7~8杯飲むこと。

 

R: Relaxation(弛緩)

 十分な睡眠やリラクゼーションが必要だということ。

 

E:  Elimination(排泄)

 体に溜まった毒素を排出し、体内を浄化する。

 排泄を促すために運動や洗腸、蒸気欲や呼吸法などを推奨している。

 

特にこのエドガー・ケイシー療法の代表例としては「温熱ひまし油湿布」をしましょうというもの。

これは体内を浄化することで、自然治癒力や免疫力を高めるための療法です。

<「温熱ひまし油湿布」に必要なものは>

・ひまし油

・フランネル(ネル布)

・オイルシートorサランラップ

・温熱パッドorホッカイロ

・重曹

 

<やり方>

オイルシート(サランラップ)の上フランネル3~4枚を敷き、ひまし油200~250mlを注ぎます。

乾いたらひまし油を足しながら、約1~2か月は継続して使用できます。

肝臓や大腸のある上の皮膚を湿布で覆うようにあて、温熱パッド(カイロ)で1~1時間半温める。

 

ケイシー療法のメインは食事制限、そして薄くなってしまった腸壁の保護→回復、そして排泄の重要性。

自然治癒力で皮膚の機能を回復させることです。

乾癬の人が食べてはいけないものとして

・羊以外の赤みの肉(牛肉、豚肉)

・加工肉(ハム、ソーセージなど)

・ナス科の食べ物(トマト、ナス、ケチャップ、ジャガイモ、パプリカなど)

・コショウや唐辛子類の刺激物

・タバコ

・砂糖や、砂糖が使われている食事、スナック菓子、デザートなど

・貝、甲殻類(カニ、エビ、牡蠣などの貝類およびそれらで作られている調味料)

・すべての揚げ物、炒め物、ピザなど

・ビールなどのアルコール類

・酢や酢で作られているピクルスやドレッシング

・燻製食品

・ココナツオイル

・イーストおよびイーストが入っている食品(パンなど)

・マーガリン、ショートニング

・アレルギーがある場合はその食品

参考:エドガーケイシーフィジカルマガジン

など、かなり厳しい制限がありますので、試してみようと思われる方は、無理にやりすぎて体調が悪化してしまってはもとの木阿弥です。

まずは実践できそうなものをできる範囲でやられてみてはどうでしょう?

 

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乾癬に有効?!「ヒュミラ」

ケイシー療法をしてもダメという人が、「ヒュミラ」でずいぶん軽減されたという例があります。

人間の体には「免疫」があります。

この免疫が必要以上に働き、自分の体に侵入してきた悪い菌の他に、自分の元々あったものまで悪いものと誤解をして、攻撃してしま

うために「炎症」が起きています。

そのがんばりすぎている免疫「TNFa」の働きを弱め、増えすぎたTNFaを少なくしてくれるのが、「ヒュミラ」です。

「免疫のがんばりすぎを抑えてくれるもの」であるため、乾癬の他関節リウマチなど他の症状にも有効な薬とされています。

ですが、元々人間の体は免疫があるから、風邪など外部からの攻撃に耐えられているのであって、このヒュミラにより免疫を必要以上

に少なくしてしまうと、風邪や肺炎などにも

なりやすくなってしまうという副作用があるため、使用には十分注意しないといけません。

自己注射をする形ですので、病院の医師の元、正しいやり方や指導を十分に受けて行ってください。

 

頭皮乾癬を治すためには、頭皮だけではなく全身に広がる尋常性乾癬の治癒が必要になってきます。

症状の軽い場合はシャンプーなどの使用だけで改善してくる場合もありますが、体の内外からしっかり治療していくことが必要になっ

てくきます。

ひどくなる前に早めに受診され、医師の診断の元、正しい治療を行って下さい。

 

温泉療法

温泉にはストレス解消効果や、温泉の泉質(硫黄泉、アルカリ性泉、硝酸塩泉、重曹泉んど)により、肌のトラブル改善やデトックス効果が期待されます。

乾癬にいいとされる日本各地の温泉はたくさんあります。

湯治などでゆっくりいかれてみてはいかがですか?

 

1番有名なのは、ココ。

豊富(とよとみ)温泉(北海道)…硫黄系の温泉。

 皮膚病に効果があると有名。

 殺菌・炎症に効果が高い。

 

草津温泉(群馬)…ナトリウム塩化物泉

天谷温泉(福井)

日陰温泉(秋田)

玉川温泉(秋田)

蔵王温泉(山形)

米丸温泉(鹿児島)

湯原温泉(岡山)

俵山温泉(山口)

高湯温泉(福島)

松之山温泉(新潟)

など。