サイトアイコン へあとらぼ~hair trouble laboratory~

【乳児脂漏性湿疹】赤ちゃんの頭皮にうろこ状のかさぶたが!

赤ちゃんの頭皮のかさぶた、原因は?

生後1ヶ月~1、2歳頃までの赤ちゃんの頭皮に多くみられるうろこ状の塊や黄色いかさぶたのようなもの。

産まれたばかりなのに何で?

何かの病気?

そう不安に思いママも多いと思います。

この時期の赤ちゃんは、新陳代謝が活発であることに加え、母体ホルモンの影響により皮脂の分泌が盛んになり、顔にもニキビ状の湿疹などが出やすい時期になります。

頭皮にも現れる、このうろこ状のかたまりやかさぶたは、頭皮の皮脂の分泌量が多くなり過ぎたためにその皮脂が固まり、頭皮にこびりついている状態です。

「乳児脂漏性湿疹」といい、分泌しすぎた皮脂が汚れなどと混じって固まった状態です。

一見かゆそうですが、赤ちゃんにとってはあまりかゆみは感じられないようです。

 

出典:http://xn--eckl6jxa7gpe.jp/archives/586

 

大人の脂漏性湿疹との違いは?

大人の脂漏性湿疹の場合はマラセチア菌という菌が原因となっています。

しかし乳児脂漏性湿疹の場合は、大人の脂漏性湿疹とは違い、母体ホルモンの影響が原因だということ。

この点が違うところで、大人とは違い乳児脂漏性湿疹は治りやすいです。

数か月経つと自然と症状が落ち着き治まってきます

ただ、そのまま放っておくと大人の脂漏性湿疹のように細菌に感染し、赤みやかゆみが出てくる場合があります。

あまり赤みがひどくなったり、かゆみがひどそうな場合は小児科か皮膚科を受診しましょう。

 

 

家庭でできる対処法

 

オイルケア

大人にも有効な方法ですが、シャンプー前にオイルを使用し頭皮をオイルでマッサージするというケア方法です。

大人の場合はホホバオイルやオリーブオイルなどでもいいですが、メイクと一緒で脂は油で落とすという考え方です。

不要な皮脂を浮かせ、毛穴に詰まった脂や汚れが落ちやすくなります。

フケが多い、頭皮が臭うなどといった場合、このオイルケアは有効です。

 

ですが赤ちゃんの場合、頭皮はとってもデリケート。

なのでオイルをつけてマッサージするのではなく、ベビーオイルなどのベビー用オイルをコットンにたっぷりしみこませ、かさぶた状の頭皮に10~20分あててふやかしておきましょう。

その後、ベビーシャンプーなどのベビー用シャンプーで、ゴシゴシこするのではなく、やさしく洗い流します。

その際、無理やりかさぶたをはがさないように注意してください。

 

スポンサーリンク

大人用のシャンプーを使用するのはやめましょう

大人用のシャンプーは赤ちゃんにとって洗浄力が強く、大人だからこそ必要な成分が入っていたとしても、それらは赤ちゃんには必要のない成分が含まれています。

赤ちゃんの頭皮が薄く、デリケートな頭皮に洗浄力の強いシャンプーを使用するとかえって悪化する危険性があります。

 

スポンサーリンク

イソップ童話「北風と太陽」と同じです。

うろこ状のかさぶたは、無理やり剥がそうと北風のようにビュービュー、ゴシゴシしても頭皮にできたかさぶたはその一瞬は取れます。

が、反動でまた繰り返し出来、無理やり剥がすことで悪化してしまい、炎症やかゆみが出て治りが遅くなり悪循環に陥ります。

太陽のようにやさしくやさしく洗い流してあげていれば、自然とかさぶたも取れ、健康な頭皮に戻ります。

 

 

 

こまめに枕カバーを取り換えて清潔に

頭皮に赤みやかゆみがある場合、細菌に感染している恐れがあります。

まだ寝返りのうてない赤ちゃんの場合、頭がかゆくても掻くことも頭を上げることもできません。

枕カバーやシーツには雑菌が繁殖しやすいので、なるべくこまめに清潔なものに取り換えてあげてください。

赤ちゃんを産んだばかりでやることの多いママにとっては、枕カバーやシーツを毎日取り換えるのも大変ですよね。

その時は枕やシーツの代わりにすぐ取り換えられるタオルなどで代用し、なるべく毎日清潔な場所に寝かしてあげましょう。

 

 

 

帽子はかぶらせない

頭皮の見た目の悪さから、隠したい気持ちになるのもわかりますが、帽子をかぶらせることで、かえって頭皮が蒸れ、雑菌の繁殖しやすい環境にしてしまいます。

乳児脂漏性湿疹が出来ている時は、なるべく帽子は控え、頭部の通気をよくしてあげましょう。

 

 

 

症状が似ている!アトピー性皮膚炎との違いは?

乳児脂漏性湿疹とアトピー性皮膚炎は頭皮の症状がよく似ています。

では違いはあるのか?

乳児脂漏性湿疹の場合、かゆみがあまりありません。

そして皮脂の分泌異常なだけなので、無理にかさぶたをはがしたりせず、頭皮を清潔に保ち、毎日の入浴や洗髪をしていくことで、数か月ほどで自然と治っていきます。

一方アトピー性皮膚炎の場合、かゆみがあり、特に首やひじ、ひざの裏など屈折する部位などに現れます。

アレルギー体質を持つ赤ちゃんが発症するため、治りが遅いです。

食べ物の他、ホコリやダニなども原因の1つになります。

 

かゆみがあり、また、数か月経っても湿疹が続くような場合は、アトピー性皮膚炎の可能性があるので、小児科もしくは皮膚科で薬を処方してもらいましょう。

 

 

乳児脂漏性皮膚炎か?アトピーか?どちらかわからない時の対処法

乳児脂漏性皮膚炎でもアトピー性皮膚炎でも、どちらも1番大事なのは「保湿」です。

ベビー用の保湿ローションなどで、外部刺激を受けにくいようにバリアを作ってあげる必要があります。

 

【公式】アロベビー オーガニックミルクローション(ALOBABY)【期間限定!送料無料/楽天 No.1】【ベビーローション/スキンケア/ベビーオイル/ボディミルク/赤ちゃん/ベビー/保湿剤/出産祝い/ギフト/内祝い】

価格:2,484円
(2017/5/12 00:13時点)
感想(2113件)