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【老人性疣贅（ろうじんせいゆうぜい】とは？
「脂漏性角化症」や「年寄りイボ」とも言われ、主に加齢によりできるイボです。
皮膚の老化現象の１つで８０歳以上の高齢者にはほとんどの方に出来ていると言われています。
１番の主な原因は、日光（紫外線）の影響によるものです。
加齢による新陳代謝の衰えにより、肌のターンオーバーがしにくくなり、紫外線を浴びてできたメラニンが蓄積してできます。
「光老化」紫外線が真皮の深いところまで届き、コラーゲンやエラスチンを変質させるため、お肌の弾力を奪い、皮膚がゴワゴワ厚くなることでもできます。
汗をかきやすい部位や、摩擦による刺激が起きやすい部分などにも発症しやすく、若い人にもできる場合があります。
もともとの体質や、遺伝的要因などによりできることもあるようです。
【老人性疣贅】の特徴は？
褐色か黒色のザラザラした表面で、平らなものから少し盛り上がったものまであります。
老人性疣贅はウイルスが原因ではないため、他人にはうつりません。
出典：http://mitakahifu.com/disease_pt/%E3%81%BB%E3%81%8…
出典：http://kcblog.ti-da.net/d2014-03.html
老人性疣贅は大抵このように黒褐色の色をしています。
大きいものになってしまうと皮膚科に行っても液体窒素療法や炭酸レーザー治療ではなく、メスで切除しなければならないため、早めに皮膚科に行かれることをおススメします。
皮膚科での処置
液体窒素療法…液体窒素により冷却して除去する方法です。
一般的に痛いと言われていて、１度や２度の施術では取れず、数か月を要することが多いです。
炭酸ガスレーザー治療…波長10600nmの遠赤外線領域の光で、水に反応するため、皮膚内の水分に照射した９９％が吸収され、それが熱エネルギーとなりイボの組織が蒸散、蒸発することでイボを除去することができます。
局所麻酔をするため、ほとんど痛みもなく、１度の施術できれいに摂り除けるようです。
老人性疣贅の他、尋常性疣贅や、首のイボ（アクロコルドン）やニキビの角栓除去などにも使われます。
保険適用外のため、高額になってしまうのがデメリットですが、痛みもなく、早急に改善でっきる最善策です。
自宅での対処法
紫外線予防（日焼け止めクリーム、日傘、帽子など）…老人性疣贅の原因は紫外線！紫外線予防でイボも予防。
飲む日焼け止め…塗るタイプの日やけ止めは汗で流れたりしやすいですが、飲むタイプならそんな心配もなし。
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頭皮用日焼け止め…頭皮専用の日焼け止めローション。
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ヨクイニンの服用…イボを取る薬として有名です。
ハトムギの殻を乾燥させたものを漢方薬として昔から飲まれているものです。
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見過ごすと危険！老人性疣贅と似ているもの
消化器のガンにより現れるイボと似ています。
ガン細胞が体内で成長、増殖する際、体内の健康な細胞を刺激して有害な影響を及ぼすだけでなく、体外（皮膚表面）にイボとして現れることがあります。
「ただの老人性のイボだろう」と安易に思って放っておいたら大変です。
疑わしい場合は一刻も早く病院の受診をおススメします。
老人性疣贅と消化器のガンからくるイボとの見分け方
増えるスピードの違い
老人性疣贅の場合はゆっくり増えます。
が、消化器のガンによる場合は急速に増える場合が多いです。
急にイボが何十個も増えた場合は危険信号かもしれません。
イボのできる場所
老人性疣贅の場合は紫外線が影響しているため、日光の当たる部分になりやすいです。
消化器のガンによる場合は、日光の当たらない胴体などにもイボが現れます。
かゆみのある、ない
老人性疣贅の場合は、かゆみがあることはありません。
消化器のガンによるイボの場合はかゆみを伴います。
「たかが老人性のイボ」と勝手な自己判断、自己治療をせず、ちょっとでも疑わしい場合は早急に皮膚科を受診されることをおススメします。
関連記事：頭皮にできるウイルス性のイボ【尋常性疣贅（じんじょうせいゆうぜい】