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カビの種類
現在、カビの種類は7万種もあると言われています。
日本酒やみそ、チーズなどの発酵にも役立っているカビですが、実は人間の体に棲みついているカビもいます。
学問上ではそれらのカビを総称して「真菌」と呼ばれています。
押し入れの壁などにいる青カビや、浴室や押し入れなどにいるクロカワカビ、畳や押し入れなどにいるスズカビ。
そして人の皮膚に棲みついている癜風菌や白癬菌、カンジダなどがいます。
カビはその種類によって生息場所が違います。
しかし、頭皮に棲みついているカビは、普段は共存しているので、いてもなんの問題もありません。
頭皮の皮脂を食べながら生きていますが、実はそれらの菌がいてくれるおかげ頭皮に潤いをもたせてくれたり、皮膚を保護してくれているのです。
しかし何らかの原因により、必要以上に繁殖してしまうと、かゆみや炎症、フケなどを起こし、最悪の場合脱毛にまで発展してしまう場合もあります。
カビが生えると言われている3つの条件がある!
①温度(20~30℃)
②湿度(70~90%)
③食糧(ほこり、ゴミ、布、人の垢や皮脂など)
この増えると言われている3つの条件を、人の体は満たしています!
人の体温は平均して35~37℃前後。
さらに頭皮はシャンプー後、ドライヤーで乾かさず自然乾燥している場合や、運動や夏季の暑い時期、汗をかくため当然湿度も高いです。
さらにシャンプーやトリートメントなどの流し残しや、皮脂など、ダニ(真菌)にとってはこの上ない繁殖環境にあります。
こんな症状があったらカビを疑え!
●頭皮のかゆみ
●頭皮の臭い
●頭皮のフケ
●頭皮の赤み
●頭皮のべたつき
など、これらの症状があてはまったら、カビが繁殖している可能性があります。
カビかどうかの判断は?
皮膚科に行き、検査をすればわかります。
もし、なかなか治らない、誤診ではないか?
など自分で判断しかねる場合、以下のような症状があてはまったらセカンドオピニオンで他の皮膚科を受診されるといいでしょう。
●ステロイドや保湿剤を塗布すると強烈なかゆみがある。
●また、ステロイドや保湿剤を塗布しても逆に悪化する。
●汗をかいたり、お風呂上りの体温が上昇すると強烈なかゆみに襲われる。
【皮膚真菌症】の種類
皮膚真菌症とは、カビ(真菌)が皮膚に寄生し感染する皮膚病の総称です。
皮膚糸状菌(ひふしじょうきん)…皮膚や爪、毛髪に感染する真菌の総称で、ケラチンを分解する能力を持っている。
この菌が原因で起こる症状には「頭部白癬」などがある。
出典:女性の薄毛研究所
関連記事:頭部白癬
カンジダ…空気中にいる真菌と言われるカビの一種。
皮膚や消化器官、呼吸器官、外陰部などに発症する。
出典:望月先生の真菌講座
一見カンジダというと性感染症が頭をよぎる方が多いと思います。
頭皮には感染はしないのでは?
と思われがちですが、実は頭部にも「カンジダ皮膚炎」が発症する場合があります。
関連記事:カンジダ症
癜風菌(でんぷうきん)…マラセチア菌です。
出典:AGA answer
頭皮に起こる真菌症の中で最ポピュラーな菌かもしれません。
「脂漏性皮膚炎」や「マラセチア毛包炎」などを発症します。
関連記事:脂漏性皮膚炎
関連記事:マラセチア毛包炎
などがあります。
【頭皮のカビ】治療法
それぞれ、真菌というカビによるものです。
なので、抗真菌薬配合のシャンプーを使用し、真菌の活動を抑えることが必要です。
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「コラージュフルフル」というシャンプーには、抗真菌薬が配合されています。
他のものを使うのでしたら、こうした抗真菌薬配合のシャンプーを使用した方が効果的です。
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また、皮膚科で抗真菌薬の内服薬、外用薬の処方してもらい、治療が必要です。
<市販薬>
抗真菌薬「ラミシール錠」は上記の真菌の治療薬になります。
出典:おくすりショップ
頭部なので、塗布薬より内服薬の方がいいのではないでしょうか?
薬を利用する際は、用量、用法を守り、自己判断でご購入ください。