頭皮のかゆみは免疫力低下による【カンジダ症】かもしれません!

【カンジダ症】というと、膣などの陰部に現れることから性病というイメージが強いと思いますが、性感染症ではありません

実は頭皮にも、そして頭皮以外にも全身に現れる皮膚病です。

 


出典:子宮頸がんになりたかねぇ!体質改善への一歩

 

【カンジダ症】になる原因

人間にはもともと常在菌(じょうざいきん)といって、さまざまな微生物や細菌がいます。

腸内にいるビフィズス菌などは、体内にいる細菌ですが、お通じ改善のために増やしましょう!

と、ヨーグルトなどを食べたりして、菌がいることが当たり前、いや、いて欲しい。

と、そんなもてはやされる存在ですよね。

一方体外(皮膚)にも存在している皮膚常在菌という菌達がいます。

【カンジダ】も人間の皮膚に存在する真菌(カビ)の一種です

膣や腸、口の中などの粘膜に存在していることが多く、健康な体であってもいてもおかしくない菌ですが、すべての人に存在しているというわけではありません。

しかしその菌がいるからといっても害はありません。

皮膚に棲みついている常在菌達も、悪さをする菌ばかりではなく、皮膚に潤いを与えてくれたり保護してくれたりと、実は見えないところで活躍してくれているんです。

そんなカンジダですが、異常繁殖していしまうと、体に悪さをし始めます。

頭皮のかゆみや炎症、フケなど、きちんとしたケアをしないとなかなか治りません。

体調不良過労ストレスなどにより免疫力が低下してしまったり、抗生物質の服用により善玉菌など他の菌が死滅してしまうことにより常在菌のバランスが崩れ、カンジダが異常繁殖してしまうことがあります。

また、糖尿病の方は皮膚に関する病気にかかりやすく、糖尿病患者の役30%がカンジダを含め何らかの皮膚病にかかったことがあると言われています。

 

カンジダが繁殖すると、アンモニアが発生し、毒素が腸から体内へ吸収され、肝臓に送られますが、肝臓で処理しきれない場合、頭皮や皮膚など以外にも、低血糖や、アレルギー症状、食欲不振、不眠症、ホルモン異常、副鼻腔炎、膀胱炎、前立腺炎、頭痛、めまい、腸炎など、一見関係のないような症状が出てくる場合があります。

 

 

【カンジダ】が増殖すると出る症状

●手カンジダ症


出典:蓬祥鍼灸院

手の皮膚表面がガサガサになる。

 

●カンジダ性爪囲爪炎(かんじだせいそういそうえん)


出典:そが皮膚科へようこそ!

爪の根部が侵されて白く変色する。

足より手に多い。

爪白癬(水虫)と似ていますが、白癬菌による場合は爪の先端から侵入し、手より足の方が多い。

 

●カンジダ性指間びらん症


出典:水虫のページ

水仕事をする主婦に多い。

手湿疹と合併尾していることがあり、見逃しやすい。

 

●乳児寄生菌性紅斑(おむつカンジダ)


出典:こどもの病気・おとなの病気

乳幼児の陰部周囲に出るおむつかぶれに似た症状。

 

●口腔カンジダ症


出典:カンジダ症の悩み解消

口の中が白くなる。

口内炎に似た症状。

 

上記のような症状を発症する場合がありますが、

 

【カンジダ症】はうつるの?

感染症ではありますが、常在菌なので誰でもいてもおかしくはない菌です。

健康な皮膚の人には滅多にうつることはありませんが、免疫力の弱っている人や子供、高齢者などは発症しやすいので、カンジダ症を発症している人の使用したものを共有しないなどの注意は必要です。

学校にはカンジダ症を発症していても出席停止にはなりません

乳幼児などが発症している場合、園でのおむつ替えを気をつけなければならないため、先生に伝えておく必要はあります

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【カンジダ症】の改善法

●夏など高温多湿の場合、繁殖しやすいためシャンプー後はよく乾かしましょう。

●毎日頭皮を清潔に保つよう、シャンプーは毎日しましょう。

●シャンプーは抗真菌薬配合のシャンプー剤を使用しましょう。

 

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免疫力を高めましょう。

●睡眠をしっかりとりましょう。

●ストレスを溜めないようにうまく発散できるようにしましょう。

●食生活や運動など、日々の健康に気をつけましょう。

 

カンジダ症は体の一部で発症するということは免疫力が落ちているということ。

他の部位でも発症しやすく、自分の体内で感染しやすいです

免疫力を高められるよう、日々の生活習慣を改善し、健康な生活を送るよう心がけましょう。

 

<市販薬>

出典:ネット総合病院

 

【ラシミール錠】

真菌に有効なテルビナフィンが含まれた内服薬です。

真菌の増殖と殺菌効果があります。

 

出典:ネット総合病院

 

【ラシミールクリーム】

同じくテルビナフィンを含んだ外用薬です。

真菌の増殖と殺菌効果があります。

 

これらはカンジダ症をはじめ、同じく真菌による「脂漏性皮膚炎」「マラセチア毛包炎」頭部白癬」「水虫」などにも効果があります。

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