なんだか無性に食べたいモノってありませんか?
そんな症状が起きている方は、もしかすると【新型栄養失調】かもしれません。
目次
【新型栄養失調】って何?!
現代の多くの日本人は老若男女問わず、しっかり食べているにも関わらず、無自覚のままに栄養失調に陥っていると言われています。
しっかり食事もとって、睡眠もとって、ストレスも溜まっていないはずなのに、なぜか髪が痩せて来ている、抜け毛が多くなってきているという髪や頭皮に不調が現れているような場合は、この【新型栄養失調】が原因かもしれません。
ポテトチップスが無性に食べたい!
ポテトチップスには塩分が多く含まれています。
無性に食べたくなると言うことは、塩=ミネラルが不足している状態を現しています。
たくさん汗をかいた後や、疲労感、頭痛などがある場合、ナトリウム不足が考えられますので、意識的に摂取するように心がけてください。
<ナトリウムを補う食材>
梅干し、塩辛、豆板醤、カットワカメなど。
<ナトリウムと髪の関係>
育毛にミネラルは深く関わっています。
ミネラルにはナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどがありますが、体内で作り出すことができないため、食事で摂取しなければなりません。
ナトリウムは細胞の浸透圧を移行し、代謝を活発にしてくれ、水分のバランス調整にも関係しています。
特に亜鉛は髪の主成分である「ケラチン」を作り出すために必要なものなのです。
チョコレートが無性に食べたい!
無性にチョコレートが食べたくなる…。
それはマグネシウムが不足しているサインです。
月経前に女性がチョコレートを食べたくなるのも同じこと。
マグネシウム不足になると、不整脈や不眠、疲れといった症状を感じやすくなります。
またマグネシウム不足=カルシウム不足ともいえるため、カルシウムを一緒に摂るのがおススメです。
<マグネシウム&カルシウム不足を補う食材>
ヨーグルト、チーズ、桜エビ、硬度の高いミネラルウォーター、ナッツ、昆布、ほうれん草、ゴマなど。
<マグネシウムと髪の関係>
マグネシウムは髪の毛の生成に大切な役割を担っています。
マグネシウムが減少してしまうと疲れやストレスが溜まったり、血液の循環の悪化によって毛髪の成長が止まってしまう可能性があります。
関連記事:チョコと髪との関係
甘いものが無性に食べたい!
クリームたっぷりのケーキなど、とにかく甘いものが無性に食べたいのは、実は糖分が不足しているのではなく、タンパク質不足かもしれません。
タンパク質不足は、セロトニンという脳内物質が不足し、糖度の高いものを欲すると言われています。
<タンパク質不足を補う食材>
赤みの肉、豆乳、納豆などの大豆製品、魚など。
<タンパク質と髪の関係>
タンパク質は髪の主成分。
タンパク質が不足すると髪が成長できずに細くなり、抜け毛が増えるリスクが高まります。
油物が無性に食べたい!
ポテトやチキン、ラーメンなどの脂っこいものが無性に食べたくなる場合、カリウム不足かもしれません。
<カリウムを補う食材>
キウイ、バナナ、納豆など。
<カリウムと髪の関係>
カリウムはミネラルの一種です。
カリウムが不足してしまうと、毛母細胞のエネルギーの代謝が崩れ、毛母細胞や毛髪の細胞分裂機能が低下する可能性があります。
毛髪を元気に成長させるためにはこのカリウムが必要になってくるのです。
コーヒーが無性に飲みたい!
コーヒーを無性に飲みたくなる場合、鉄分が不足しているかもしれません。
<鉄分を補う食材>
ほうれん草、ケール、レバー、プラム、イチジクなど。
<鉄分と髪の関係>
若いのに髪が痩せてきたというような方は貧血傾向にあることが考えられます。
鉄分不足による貧血があると、フケやかゆみが出たり、頭皮が硬くなるなど頭皮に影響が現れます。
また髪が痩せる、抜ける、パサつき、白髪が増えるなど、髪と貧血(鉄分不足)は深く関わっています。
無性に何かを食べたいと思った時は、体のSOSサインであることを理解し、欲求のまま手を出すのではなく、効率のよい摂取を心がけましょう。
症状が出てからではなく、事前にバランスの良い食事を摂ることが健康な髪にも繋がっています。