ブリーチは必要?!どのくらい持つの?【初めてのヘアカラー】疑問あれこれ
生まれて初めてのヘアカラーは不安でいっぱいですよね。
ブリーチは必要?どのくらい持つの?色は変わってきちゃうの?何で染めたらいいの?などなど、不安なファーストカラーのお悩みにお答えします。
目次
1:まずは明るさを決めましょう!
初めてのヘアカラーは何をどうしたらいいのかわかりませんよね。
まず最初は髪の明るさを決めることから始めましょう。
これはカラーチャートと言ってヘアカラーの色見本になります。
色んな色があって目移りしちゃいますよね。
ヘアカラーで決めることは「明るさ」と「色」。
この2つです。
そのなりたい髪の明るさによって、どんな薬剤を使えばいいのか?
またブリーチは必要なのか?必要ではないのか?が決まってきます。
しかし、ここで重要なのが、髪の毛の色を変えるということは、絵具で髪に色をつけるのとはわけが違うと言うことです。
たとえどんな色でも、ヘアカラー剤には自分の髪のメラニン色素を抜く(ブリーチ作用)が働きます。
それは、びっくりすることに真っ黒な「黒染め」でもなんです。
真っ黒なのにブリーチ?って思いますよね。
でも、それが「ヘアカラー」っていうものなんですよ。
「自分の髪のメラニン色素を抜きながら、色素を入れ込む」という感じなので、たとえ黒染めだとしても、たとえ1度でも染めてしまうと自分のメラニン色素が抜けている状態なので、毛髪内に入れ込んだ色素がちょっとずつ抜けていくことによって少しずつ茶色へと変わっていくことは頭に入れておいた方が良いでしょう。
また、人それぞれ自分の持っているメラニンの割合が違うため、同じブリーチを1回したからと言って、みんながみんな同じ色になるわけではないんです。
赤みが強いオレンジ色や黄色っぽくなる人などさまざまです。
一般的に色白の人は赤みが少ないと言われていますが、ブリーチをした後の色により、その後のなりたい色へのカラーが変わってきます。
2:ブリーチは必要?!
普通のヘアカラーの場合、染めたことのない真っ黒の状態からブリーチをしなくてもできる明るさは、12レベル程度までです。
12レベルというとこのくらいです↓
どぅですか?
意外と明るいですよね?
ただ初めてのカラーの場合、キューティクルもしっかりしているので希望のヘアカラーで染めても全く同じようにはならない可能性が高いです。
市販品の場合、希望より1段階ほど明るめの色で染められると案外ちょうどよく染まったりします。
それ以上明るくしたいとか、ビビッドな髪色を望んでいる場合はブリーチが必要になります。
3:寒色系(ブルー系やアッシュなど)は注意が必要
特にブルーやアッシュやグレージュなどのように「寒色系で暗めの色だけどキレイな色が欲しい」という場合は先にブリーチをしないとキレイな色味が出てきません。
暗めの髪にいくらブルーやアッシュを入れても寒色系なだけに、暗く感じたり色味をあまり感じられなくなってしまうため「あまり違いがわからない」と感じてしまうでしょう。
その反面、しばらくすると希望とは別の茶色っぽい色になってしまうというデメリットがあります。
それは、毛髪から寒色系の色味のみが抜けていき、残ったのは「自分の髪からメラニン色素が抜けた色」になってしまうからです。
しかしキレイな寒色系を希望の場合は、先にブリーチをすることをおススメします。
さきにブリーチでベースの明るさを手に入れてから寒色系の色を入れるときれいに発色しますが、どちらにしても「退色(たいしょく)」はします。
ブリーチで明るくすればするほど、退色も早くなります。
髪は物に例えると海苔巻きのような物で、周りの海苔がキューティクル。
海苔の隙間からごはんまで浸透させ、色のついたご飯に変えるといった感じです。
しかしせっかくごはんに色をつけても海苔がボロボロになるとそこから色はどんどん抜け出て行ってしまいます。
明るくすればするほど、キューティクルも無理矢理開き、またそれによって開きやすくなり、色だけではなくごはん自体も抜け出ていくため中身はぼろぼろなんていうことになってしまいます。
何度もブリーチをしたり、カラーを繰り返すことで染めたいはずのごはんまでなくなってしまっては、次になりたい色もなかなかうまく入れることができなくなってしまうため、日ごろのケアが重要になってきます。
毛髪は肌のように生きている細胞ではなく、死細胞なので自力で回復することができません。
肌なら、たとえ傷ができたとしても年月とともに新しい細胞ができ消えていきますよね?
それが、髪は1度傷んでしまうと切る意外方法はなくなってしまうんです。
4:泡カラーは要注意!
市販品の中には「泡カラー」がありますよね。
泡を取り出して髪にもこもこつければ染まるというカラー剤です。
お手軽ですが、染める際は注意が必要になってきます。
髪の一番染まりにくい部分は
○後頭部
○髪の中間
そして、髪の一番染まりやすい部分は
○頭皮に近い部分
部位によってさらに細かく染まりやすい部分や染まりにくい部分もありますが、市販品で染める場合は、この3つを覚えておいた方が良いでしょう。
ではなぜ「泡カラー」は注意が必要なのか?というと、基本的に「泡」というとシャンプーのように頭皮からつけたくなりませんか?
大抵、頭のてっぺんにシャンプーのように揉みこんで全体になじませる。
すると、一番染まりやすい部分につけているため、頭皮に近い部分や頭頂部ばかり明るくなり「失敗した!!」となってしまいます。
人間の心理としてこのように「ついやってしまう行動」を引き起こしやすいので注意が必要になります。
どんなヘアカラーでも、明るくしたい場合は毛先から塗布しましょう。
5:白髪染めは塗布順序が逆
逆に初めて染めるのが「白髪染め」の場合は逆に頭皮に近い部分や白髪の多い部分から塗布しましょう。
白髪の根元の部分は特にカラー剤をはじきやすいんです。
ただ、明るめの白髪染めの場合は根元の部分から染めてしまうと同じように根元の方が明るくなりやすいので塗布順序には注意が必要です。
暗めの白髪染め=根元から染める
明るめの白髪染め=毛先から染める
6:色はどのくらい持つの?
大抵の場合、2週間~1ヶ月程度です。
しかし染める色や染める明るさによっても「色持ち」は変わってきます。
毛髪はブリーチなどで色を抜いていくと最後に残るのは「黄色」です。
そのため、例えば暖色系「黄色系」「オレンジ系」などで染める場合、たとえ色が抜けて行っても最後は同じ暖色系の「メラニン色素が抜けた自分の髪色」が残るため、色持ちはいいです。
「赤系」や「ピンク系」で染めた場合「赤」は色が残りやすいですが「ピンク」などのパステル系カラーは色が抜けやすいため、キレイに発色するのは1~2週間です。
「ブルー系」なども同じで色が濃ければ色が残りやすいですが、パステル系の薄い色になるほど早く色が抜けていきます。
7:色が落ちてきたら何で染めればいいの?
前回染めた物と同じカラー剤を使うと良いでしょう。
ただ、前述のとおりカラー剤にはブリーチ成分が含まれているため明るめのカラー剤の場合、更にメラニン色素を抜いてしまう可能性が高いため、同じ物で染めると色落ちしてきた時に「前回より明るくなってしまった」ということになりかねません。
ただ色が抜けて黄色っぽくなってしまった、色味だけが欲しいという場合はブリーチ成分の含まれていない「ヘアカラートリートメント」などで色味のみを補充していくと髪も傷まずキープしていくことができます。
明るめのヘアカラーで染めた場合、根元から黒い地毛が生えて来て、それが気になる場合は、前回と同じカラーを今度は根元から若干浮かせつつ黒い部分のみを塗布し、最後に全体をなじませると良いでしょう。
8:オススメヘアカラー
ヘンケルジャパン フレッシュライト 泡タイプカラー スウィートモカ 1個
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オススメはこのようなものが一番簡単に、一番失敗がなくカラーできると思います。
4のように塗布順序は十分に気を付け、まずは毛先から揉みこんでいってくださいね。
頭皮付近は最後です。
特に髪が長い方の場合、毛先よりも中間が染まりにくく(暗く)なる可能性が高いので、全体的に塗布し終えたら、頭皮をさけてラップなどで髪を包んでおくといいですよ。
あまり暗いと染まった感じがしないと思いますが、いきなり明る過ぎても失敗した~!と感じてしまうと思います。
まずはこの程度の明るさから。
慣れてもっと明るくしたければもう少し明るめの色で染めるようにすると良いでしょう。
9:ブリーチをした方がいい色
パステル系の色「ピンク」や「ミルクティー」「アッシュ」などは非常に色が入りにくく普通のカラー剤だけだと色味がハッキリしません。
ピンクの場合はまだ「何となくピンクっぽいかなぁ?」と思えると思いますが、アッシュの場合は何となくアッシュぽいかなぁ?とも思えないと思います。
なんとなく髪の色がくすんだような?
緑っぽいような??
など「あれ?アッシュで染めたのに全然色が入っていない!」
なんて感じになる方が非常に多いです。
そのようなパステル系の薄いカラーをされたい場合は、先にブリーチをしてから染めた方がいいですよ。
その場合
ブリーチ➡希望の市販カラー剤
ではなく
ブリーチ➡ヘアカラートリートメント
の方が発色しやすいと思います。
より色を発色させたい場合は
ブリーチ➡ヘアカラートリートメント×2~3回
と、カラートリートメントの回数を増やすことでより発色しやすくなります。
10:オススメヘアカラートリートメント
◆送料無料★最安挑戦中!★あす楽対応★土日祝も発送◆ エンシェールズ カラーバター 200g ☆{ ヘアカラー トリートメント ☆☆
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「ブリーチをした後」や、「普通のヘアカラーじゃ傷むからしたくない」「ほんのり染まっていればいい」というような方は、このようなヘアカラートリートメントが向いています。
黒髪に塗布すれば明るい日の光の下でほんのり染まっているかなぁ?と思う程度に染めることができ、また、トリートメントというくらいなので、毛髪の周りに付着するだけのため、徐々に色落ちし、1~3週間もすれば地毛に戻すことができます。
春休みだからとか長期休みだからちょっと雰囲気を変えたいというような短期的なヘアカラーは、このようなヘアカラートリートメントがオススメです。
ヘアカラーと言ってもその明るさや色味、環境などで選ぶカラー剤も違ってきます。
その時の自分に合ったカラー剤を選んで初めてのカラーを楽しんで下さい♪