ステロイド剤の副作用?!【ステロイド皮膚炎】
目次
やめると悪化するからやめられない。
でも、長期に渡って使用した場合や、大量のステロイド剤の服用は、危険な副作用を起こしてしまう場合があります。
ステロイドの副作用の例としては次ようなものがあります
出典:http://www.miho-p.com/skin/detail/79
「ステロイド酒さ」紅斑や腫れができ、ひどいと髪の毛の脱毛まで引き起こしてしまうステロイドの副作用。
出典:https://search.yahoo.co.jp/web/savepref?pref_done=…
「ムーンフェイス」お月様のように丸い顔になる。中心性肥満(体幹の中心部に脂肪がついてしまう)
出典:http://tousageru.com/entry108.html
「ステロイド糖尿病」血糖値が上昇しやすくなる(インスリンの働きを妨害してしまう作用がある)
これにより髪が薄くなることも!
出典:http://hone.w3.kanazawa-u.ac.jp/about/index.html
「ステロイド骨粗鬆症」骨が弱くなる。腸や腎臓のカルシウムの吸収を低下させる。
など、多種作用な副作用があります。
使用する際は慎重に正しい使用法で!
ステロイド剤の正しい使用法
1日2~3回、適量を患部に塗布するのが目安です。
お風呂上りなど、皮膚の清潔な状態の時に、体温の熱が冷めてから塗布する方がいいでしょう。
1FTU「フィンガーチップユニット」と言って、大人の手のひら2枚の広さに対して、大人の人差し指の先端から第1関節まで絞り出した量(約0.5g)が使用量の目安と言われています。
2週間を目安として、それ以上の長期間は使用しない方がいいでしょう。
ステロイド剤は強力な抗炎症作用を持っているため、1週間程度で効果が現れます。
頭皮の吸収率は通常の皮膚の約3倍です。
つけすぎず、少なすぎず、適量を守りましょう。
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改善方法~投薬中止すれば日が経つにつれ消える
もともとアトピーのない人の場合
投薬中止により、ひどくなるのはステロイドを離脱する際に生じる皮膚炎「離脱性皮膚炎」なので、消えていく際の途中経過であり、いずれなくなっていきます。
※離脱性皮膚炎とは、長期間ステロイド剤を塗布し続けていくと、体内の副腎機能が低下し、自分の力で炎症を抑えることができなくなってしまっているために起こる症状です。
一度症状が悪化するため、なかなかステロイドを手放せなくなってしまいます。
離脱期は自己免疫力も弱まっているため、皮膚表面は傷だらけになりやすく、感染症予防に努める必要があります。
ところが
もともとアトピーの人の場合
「離脱性皮膚炎」+「今まで抑えていたアトピー症状の悪化」
で、症状は一気に悪化してしまいます。
なので、一気にやめようとせず、痒みが現れたら再開するなど、使用頻度を少しづつ減らし様子をみるといいでしょう。