赤ちゃんの頭皮に黄色いあざ【脂腺母斑(しせんぼはん)】原因と対処法は?
脂腺母斑という言葉を聞いたことはありますか?
先天的なもので、赤ちゃんの頭皮に黄色っぽい母斑(あざ)のようなものが出来ているのをお母さんが気づくことでわかることが多いようです。
赤ちゃんの髪はまばらなため、気づきにくいようですが、あざの部分は毛が生えていないため、無毛によっても気づくことがあるようです。
目次
脂腺母斑とは?
生まれつき頭皮や顔などにできる黄色いあざのことです。
あざの表面はザラザラしていて毛が生えていないため、脱毛班として気づくことが多いようです。
思春期になると隆起し、色もだんだん濃く褐色になってきます。
身体の成長と共にあざも大きくなるようです。
脂腺母斑の原因は?
原因は特になく、生まれつきのものです。
皮脂を分泌する皮脂腺が異常に増殖して集まっているあざで毛包や表皮に異常が見られます。
通常頭皮にはエクリン腺(汗をかいても臭わない汗腺)しかありませんが、あざ上にはアポクリン汗腺(臭う汗の汗腺)が存在することがあるようです。
そのため、臭いやかゆみが出てくることがあるようです。
脂腺母斑に似ている症状
几帳面や真面目などストレスが溜まりやすい人やホルモンのバランスが崩れることで発症しやすいです。
<脂腺母斑との見分け方>
脂腺母斑は生まれた時から脱毛班がありますが、円形脱毛症は生まれつきではありません。
生後に抜け始めたり、また生えてくることが多いです。
●先天性皮膚欠損症
生まれた時から皮膚に円形脱毛症のような薄毛の場所がある症状です。
<脂腺母斑との見分け方>
脱毛患部が黄色がかっているかいないかだけで、なかなか区別は見受けられません。
ケガやヤケド、手術痕、細菌の感染の他さまざまな皮膚疾患により毛包が消失してしまうため、毛が生えてくることはありません。
<脂腺母斑との見分け方>
脱毛患部が黄色がかっているかいないか?
またその脱毛患部がざらざらしているかなどでも見分けられます。
●先天性皮膚形成不全症
生まれつき毛のないへこんだ部位が見られる症状で、その部位の髪の毛がなくなるようです。
<脂腺母斑との見分け方>
脱毛患部が黄色がかっているかいないか?
など。
対処法は?
出典:皮膚科Q&A
脂腺母斑に気がついたらできるだけ小さいうちに手術で取った方がいいでしょう。
思春期になると平坦だったあざが隆起します。
頭皮に黄色いものが盛り上がってついていると、昆虫の虫でもついているかのように見えるため思春期の子供にとっては辛いところではないでしょうか?
いざ、手術して取ろうとしても大きくなってからでは頭も大きく、頭皮も厚くなっているため傷痕が目立ちやすくなります。
30歳以上になると約2割の人が基底細胞ガンという皮膚ガンになる場合があります。
なので、頭皮も薄くて柔らかく傷痕も目立ちにくいため、子供のうち(医療費が無料のうち)に手術で取られることをおススメします。
まずは、赤ちゃんの頭皮に黄色いあざや脱毛班をみかけたら、医師へご相談されることをおススメします。