肌が弱い人もお洒落にカラー!リタッチいらず【グラデーションカラー】
ここ数年人気の【グラデーションカラー】
目次
グラデーションカラーとは?
髪の毛の根元から毛先にかけて徐々に明るくグラデーションをかけながら染めていくというカラーの方法です。
外国人風のカラーとして人気で、明るさや色の変化をつけることで立体感が楽しめる他、このカラーには良い点がいっぱいです。
グラデーションカラーの利点
① 根元のプリンが気にならない
通常根元からカラーを入れてしまうと根元が伸びてくることで、黒い部分が根元にでき、まるでプリンのように見えてしまうことから、よくそのような状態を「プリン」と呼んでいます。
カラーが明るければ明るいほど、プリンが気になりまたすぐカラーを入れなくてはならなくなります。
しかしグラデーションカラーの場合、根元を暗めにすることで、伸びて来ても気にならないため、リタッチいらずなカラーとして楽しめるのです。
② 肌が弱い人にも!
通常肌が弱い人は頭皮に薬剤が触れることでアレルギーやトラブルを起こす可能性があります。
ヘアカラー剤などに含まれるジアミンや過酸化水素水の影響により、アレルギー反応を起こし、接触性皮膚炎になる方もいます。
接触性皮膚炎には「刺激性皮膚炎」と「アレルギー性皮膚炎」があり、原因物質に対して体の免疫システムが働いてしまう症状です。
一度その物質に対してアレルギー性皮膚炎を起こしてしまうと繰り返すため、同じカラー剤の使用は絶対禁止になります。
ひどい場合は顔が腫れたり水ぶくれが出来てしまう場合もあります。
これらは頭皮にヘアカラー剤が触れることで起こるため、グラデーションカラーのように毛先を重点的に染める場合は頭皮に触れないため、アレルギーが起きません。
※まれにひどい方の場合、たとえ毛先だけにカラーを入れても、その部分が首筋や腕、背中などに触れただけで、かゆみや痛みなどのアレルギー反応が出てしまう方もいます。
アレルギー体質で不安な方はパッチテストで様子をみた後、毛先だけにまずはほんの少しカラーを入れ、しばらく様子をみられると良いでしょう。
何ともない場合はそのまま染める部分を増やしたグラデーションにできます。
もしアレルギー反応が出てしまった場合は、染められた部分のみをカットし、ヘアマニキュアやカラートリートメントなどアレルギー物質の含まれていないカラーをお試し下さい。
あまりにひどい場合は早めに皮膚科を受診されることをおススメします。
③ 派手なカラーも!
髪の毛全体に派手なカラーを入れることに抵抗がある場合、グラデーションカラーはおススメです。
毛先だけなら派手すぎないため様々な色に挑戦も出来ます。
ビビッドな色になればなるほど先にブリーチを施さなければならないため、髪の傷みが気になる方にもおススメです。
④ 髪色戻しも!
髪色を戻す場合、暗めの色を入れても色抜けや、数日で若干の色戻りがアリます。
明るいカラーであればあるほど、どんなに暗い色を入れてもしばらくすると多少明るく戻ってしまいます。
根元から染めた場合、髪色を戻したとしてもまたそこが明るくなるため、せっかく暗くしてもプリンが気になりまた染めなければなりません。
グラデーションカラーの場合、明るくなってきてもまた毛先のみの染め直しで済みます。
根元が明るくて毛先が暗いと「失敗ヘア」ですが、根元が暗くて毛先が明るければ、多少暗めのグラデーションとして成立するため、それはそれでアリなカラーになります。
⑤ 白髪の方にも!
「白髪は根元から染めるもの」という固定概念をお持ちではありませんか?
また「白髪だから明るくできない」
「白髪がすぐ出てくるから伸びてくると気になる」
という方に実はおススメのカラーです。
白髪が目立つ理由として、次の2つが挙げられます。
●暗い色に染めるから目立つ
暗い色に染めれば染めるほど白髪が生えてきた時に白髪が目立ちます。
●明るい色に染めるから目立つ
明るい色を白髪に染めると白髪の部分が光って染まっていないように見えますよね。
なのでおススメはこのグラデーションカラーです。
毛先のみ明るめにし、グラデーションをかけた後、髪の毛全体には色味のみを入れ着色させます。
すると白髪の部分は色味のみが入りオシャレなカラーになります。
色味のみを入れる場合、ヘアマニキュアなどでもいいので、頭皮や髪の負担を軽減し、伸びてきた時も白髪と染めた部分の差がはっきりしないため、それほど気にならずに済みます。
出典:ChezMoi
また、1度グラデーションカラーにしたら、あとは根元のリタッチのみを繰り返していけばグラデーションが保っていられるため、カラーが楽になります。
【グラデーションカラー】のやり方
グラデーションカラーは、明るさの変化のため、暗めのグラデーションから明るめのグラデーションまで幅広く楽しめます。
ブリーチに抵抗がある場合は、普通のヘアカラーのみでもグラデーションはできます。
「時間の差」をつけることにより明るさに変化をつけていくことが出来ます。
これを応用してグラデーションをつけます。
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<市販のヘアカラー>
誤解されている方も多いのですが、通常市販のヘアカラー剤で明るいものにはすべてブリーチ(脱色)成分が含まれています。
大まかに言うと「ブリーチ成分+色味成分」で構成されています。
なので「髪を傷めるからブリーチはしたくない」と言ってもヘアカラーには含まれているため、多少なりとも脱色されています。
ではブリーチを単色で使用する場合はどのような場合か?
●より明るくしたい場合
●色をはっきり協調したい場合
●ブリーチを使用しなければできないカラーの場合
この3つの場合が当てはまります。
「そこまで明るくしなくていい」
「見本程度の色でいい」
そんな場合は市販品一色だけでOKです。
そしてここで重要なのは
※「1人ではできない!」と言うことです。
誰か「信用のおける人」「手先が器用な人」の協力が必要です。
それは上記に記載したように「時間の差」を使うためです。
※ブリーチをしないで普通のカラーでやる場合、その見本の色が毛先の一番明るい色になると思っていてください。
※一度に染めたい部分の全部に塗布してしまうとグラデーションにはなりません。
<方法>
① まず毛先数センチに均一に塗布します。
地面と平行に塗布するように注意してください。
自分でやるとラインがぐちゃぐちゃになり、きれいなグラデーションにはなりません。
また髪の毛は表面だけでなく、裏側からも塗布しないと裏側だけ暗く残ってしまいます。
塗布量もできるだけ均一に塗布できるように気を付けてください。
② 数分後にその上数センチに均一に塗布、さらにその上数センチと塗り進めていって下さい。
時間の差により毛先が明るくなっていっても今染めている部分はそれほど明るくはなりません。
このように「時間の差」を使い、髪色を付けたい部分まで塗り進めていくときれいなグラデーションになります。
③ 市販品の箱に記載されている時間内に染め終われるようにしてください。
時間をきちんと見ないと明るすぎたり暗すぎたりするので、注意が必要です。
<注意>
●見本で飾られてある色には、先にブリーチした毛にカラーした色の場合あります。
購入される際、よく説明を読まれるか店員さんにお聞きください。
●明るい色であればあるほど、色味が落ちやすく、約2週間もすると黄色味が出て来てパサパサ感が出てくる可能性があるので、よくケアしてください。
●グラデーションカラーをする場合、毛先にコテでカールをつけないと、ただ傷んでいる人のように見えてしまうので、選ぶ色とスタイルをよく考えてする必要があります。
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<ブリーチを先にしてから入れる場合>
① ブリーチ剤で上記の工程を行い、毛先が希望の明るさになったら1度洗い流してください。
② 多少乾かし、明るさがちょうどよさそうなら、次に好きな色を入れていきます。
先にブリーチをした場合、暗めのカラー(色味のみ。カラーバターやヘアカラートリートメントなどの場合)は上記の工程を再度繰り返さなくても大丈夫です。
明るめのカラーを入れる場合はブリーチ後のカラーも上記の工程をまた繰り返してください。
前述したように明るめのヘアカラー剤にはブリーチ成分も含まれているため、せっかくブリーチのみでキレイにやったグラデーションが崩れてしまうためです。
また、明るめのヘアカラーを入れた場合、色味成分が少ないため、あまり着色されず、希望の色になりにくい場合があります。
<注意>
●ブリーチで先に染める場合は、染めているそばから明るくなることが多いため、つきっきりで色の変化に注意しながら塗布する必要があります。
ムラになりやすいので気を付けてください。
●カラー剤が足りなくならないように、量をよく考えながら塗布されると良いでしょう。
さまざまな利点のあるグラデーションカラー。
セルフでやるのはちょっと大変かも?
と、思われる方は、美容院で美容師さんとよく相談しながら、お気に入りの色を見つけて下さい。