似ているようで違う？！Men's整髪料【ワックスとグリースの違い】とは？

メンズの整髪料で人気のワックスとグリース。
名前は違うけど、何か違いがあるの？
そぅ思ったことはありませんか？
メンズ整髪料の違いについてご紹介します。

【ワックス】と【グリース】の違いって何？

ワックスとグリースって非常に似ていますよね？
では、何が違うのか？
一言でいうと主成分の「油」の違いと、「固さ」の違いだけです。
例えば、同じスーパーハードのワックスとグリースを見比べてみると
ワックスがこんな感じ↓

グリースはこんな感じ↓です。

見た目だけでずいぶん違いがありますよね。

ワックスの成分を見てみると

水・マイクログリステリンワックス・コハク酸ジエチルヘキシル・セテス-10・ＢＧ・キャンデリラロウ・ヒドロキシステアリン酸・セテス-6・ステアリン酸グリセリル（ＳＥ）・シア脂・オリザノール・ワレモコウエキス・スクワラン・PEG-90M・ジメチロールプロピオン酸ヘキシル・水酸化Na・フェノキシエタノール・エタノール・メチルパラベン・プロピルパラベン・香料

一方グリースの成分を見てみると

水・PEG-40水添ヒマシ油・ステアレス-40・グリセリン・PEG-20水添ヒマシ油・PEG-10水添ヒマシ油・ヒマシ油・メチルパラベン・エチルパラベン・プチルパラベン・プロピルパラベン・BHT・EDTA-2Na・赤201・香料

共に「油」が主成分になります。
使われている「油」ですが、ワックスは「蝋（ロウ）」、グリースは「ヒマシ油」の違いがあり、ちなみに「ポマード」はそのどちらも混ぜ合わせたモノという感じになります。
まずこの違いが大きな違いと言えば違いになりますね。
ワックスもグリースもどちらも油に水を加えていますが、その含有量の違いで「固さ」に違いが生まれます。
「グリース」はワックスに比べ「水」の含有量が多いため、とろっとした「とろみ」があります。
そのため「グリースのメリット」として次のようなことが挙げられます。

「グリース」のメリット

○シャンプーで落ちやすい
　グリースは「水」の含有量が多いため、シャンプーで落ちやすいというメリットがあります。
○濡れたようなツヤ感
　同じく水分量がワックスに比べ多いため、グリースには独特の「ツヤ感」や「濡れ感」が欲しい時にはグリースが向いています。
○ホールド力
　水分量が多いと毛髪全体に伸ばしやすいため、固まる力も高くなります。
○手直ししやすい
　水をつけて手直しすることが可能です。
ちなみにグリースと似ているもので「ジェル」がありますが、ジェルは主成分が「合成樹脂」なので手直しをしようとすると「白い粉」のようなものが出て、シャンプーしても取りにくくなってしまうというデメリットがあります。

「ワックス」のメリット

一方、ワックスのメリットは何かというと、次のようなことが挙げられます。

○毛束感
　グリースと比べ水分量が少ないことから、逆に毛束感が出しやすいです。
毛束感を出したい時にはワックスの方が向いています。
○ボリューム感
　濡れたようなツヤ感のある「グリース」に比べ、水分量が少ないことからボリューム感が出しやすいです。

ワックスとグリースって混ぜていいの？

実は整髪料の中には混ぜて使うと白い塊が出てしまったりなど、相性の悪いものもあります。
が、ワックスとグリースは非常に相性が良く、混ぜ合わせても問題ありません。
ワックスの「毛束感」や「ボリューム感」は欲しいけど、「濡れたようなツヤ感」も欲しい！
そんな時はワックスとグリースのいいとこ取りをしてみてはいかがでしょうか？

ワックスとグリースの混ぜ合わせ方

手のひらにどちらも取り出し、混ぜ合わせてから使ったり先にワックスで毛束感を出しつつ、後からグリースでツヤ感を出すという手もあります。
使い方は自由ですが、混ぜて使った方が一発で決められるため、オススメです。

使用上の注意

細く弱った毛にはグリースは向いていません。
ぺちゃんこ感を強調してしまったり、薄毛感が生まれてしまうので、髪が弱っているな～とか、細くなってきたな～という方はワックスの方が向いています。
また、頭皮が脂っぽい方などもグリースをつけると濡れ感が出てしまうので、できればマット系のワックスなどでツヤ感は出さない方がいいですよ。