ヘアカラーがすぐ落ちる!【ヘアカラーの褪色】を防ぐ7つの方法とは?
「お気に入りのヘアカラー」
せっかくコレコレ!この色!!
と思っても、あっという間に色落ちしてしまう。
という人は少なくないと思います。
そんなヘアカラーの色落ちしてしまう原因と対処法をご紹介。
目次
ヘアカラーが落ちる原因とは?
ヘアカラーが落ちやすい原因としてまず考えられるのは、髪が酸性かアルカリ性かで大きく左右されます。
健康な髪というのは弱酸性で水素イオン濃度PH4~6程度。
一方カラーをした髪は、アルカリ性でPH8~10程度です。
アルカリ性の髪はキューティクルが膨張して開いた状態が続くため、せっかく入れた色素が流れ出やすく、徐々にカラーリングが落ちていってしまいます。
<対策>
毛髪を酸性に戻すと色落ち防止になります。
色落ちさせるシャンプーの成分
シャンプー容器の後ろやパッケージに、細かな字で成分表記がされていますよね?
シャンプーの成分表記は最初から6番目までに次のような成分が含まれていないものを選ぶと良いでしょう。
●ラウリル硫酸Na
●ラウレス硫酸Na
●ラウリル硫酸TEA
●テトラデセンスルホン酸Na
●ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸Na
●オレイン酸Na
●ヤシ油脂肪酸K
●オレフィン(C14-16)スルホン酸Na
など。
このような成分はシャンプーに含まれている代表的な界面活性剤です。
洗浄力が強いものはカラーの色落ちを早めるだけでなく、頭皮を乾燥させてしまうため、あまりおススメできません。
ヘアカラーを保つシャンプーとは?
ヘアカラー用シャンプーには褪色防止剤が含まれているので、このような専用のシャンプーを使用しましょう。
|
洗浄力の弱い低刺激性のシャンプーやアミノ酸系シャンプーを選ぶと良いでしょう。
洗浄力の弱いシャンプー成分表記としては
●ココイルグルタミン酸Na
●ラウロイルグルタミン酸Na
●ココイル加水分解コラーゲンNa
●ココイルメチルタウリンNa
●ラウロイルメチルタウリンNa
●ココアンホ酢酸Na
●ラウリミノジプロピオン酸Na
※ただ注意が必要なのは、セルフカラーで染める場合です。
セルフで染める場合、カラーを塗布して流す際のシャンプーは、あまり洗浄力の弱すぎるものを使うと、頭皮や髪にカラー剤が残留してしまう恐れがあるため、洗い流す際のシャンプーはある程度洗浄力があるものを使用する必要があります。
デミ コンポジオ CMCリペアシャンプー 550mlボトル(DEMI COMPOSIO)ヘアカラー用シャンプー CMC補修ホームケア シャンプー/口コミ 感想(27件) |
2度目のシャンプー以降は上記のようなシャンプーを使用すると良いでしょう。
セルフカラーで染める場合の褪色対策
●毛髪のダメージ
毛髪のダメージにより、ヘアカラーが流出しやすい状態になりやすくなります。
なるべく毛髪のダメージがないよう、必要のないブリーチなどは行わないようにしましょう。
また、ダメージを受けにくいヘアカラー剤の使用をおススメします。
●放置時間
カラー剤のケースに書かれているメーカーが推奨する放置時間より放置する時間が短いと、染着性が弱くなるため褪色しやすくなります。
逆に放置時間が長くなってしまうと、一度酸化重合された染料が脱染され薄くなったり、毛髪のダメージが進み、発色した染料を毛髪内部に留めておけなくなるため褪色が早くなってしまいます。
ヘアカラーを保つお手入れ方法
●シャンプー方法
熱いお湯はキューティクルを剥がれやすくするため、38℃くらいのぬるま湯で洗うと良いでしょう。
毛先中心ではなく、頭皮中心に洗うようにします。
●乾かし方
濡れたままの髪は若干膨張しているためダメージを受けやすく、内部の成分も毛管現象により流れ出やすくなります。
タオルドライ後はなるべく早くドライヤーで乾かしましょう。
※乾かしすぎも傷みや色落ちの原因になるので注意が必要です。
●紫外線の影響
紫外線の影響により、酸化重合した染料は変色しやすくなってしまいます。
紫外線に浴びる機会が多い場合は、直射日光をなるべく避け、UVケア効果のあるヘアケア剤の使用をおススメします。
●パーマや縮毛矯正による褪色
還元剤により酸化重合した酸化染料の化学結合が切られ、ヘアカラーの染まりが大きく変化してしまいます。
パーマや縮毛矯正をされている場合、ヘアカラーとの期間を開け、担当の美容師とよく相談しながら施術してください。
パーマや縮毛矯正とヘアカラーにおいて、どちらを先にやるかは、それぞれメリット、デメリットがあります。
関連記事:【縮毛矯正】と【ヘアカラー】どちらを先にやるべきか?
明るいヘアカラーなら、カラーが先。
暗いヘアカラーなら、パーマや縮毛矯正が先がいいでしょう。
同じ日に同時にする場合は、それだけ髪への負担を大きくしてしまうため、どちらの効果も薄れてしまう可能性があります。
薬剤の定着を考えると、少なくとも2つの施術の間は1週間以上開けると良いです。
まとめ
ヘアカラーの褪色を防ぐ7つの方法
対策1:毛髪を酸性に戻す
対策2:ヘアカラー用シャンプーを使用する
対策3:セルフカラーでの放置時間に注意
対策4:シャンプーはぬるま湯(38℃くらい)で
対策5:シャンプー後はなるべく早くドライヤーで乾かす
対策6:紫外線対策はしっかりと
対策7:パーマや縮毛矯正をする場合は間隔を開けて